R nine T は、BMW Motorrad 90周年を記念し2014年からラインアップされたモデル。今までのBMW Motorradと違い、カスタマイズというバイクの楽しみ方を受け入れる設計やデザインを内包し登場した。その登場に合わせて「R nineT Custom Project」が始動した。日本から選ばれた4人のカスタムビルダーのひとりとしてこのプロジェクトに参画したのが46Works・中嶋志朗。一見、街中やワインディンを気持ち良く流すことが出来る“Cafe Racer／カフェ･レーサー”スタイルに見えるが、中嶋曰く「それよりももっと走りを意識した、サーキット走行もしっかりと楽しめる“CLUBMAN RACER／クラブマン･レーサー”がコンセプト」。
自走でサーキットに出向き、保安部品を外してサーキット走行を楽しんだあとは、再び保安部品をつけて帰路に向かう。サンデーレースで活躍する中嶋らしい、そんなバイクライフをR nineTで実現するためのカスタムが施されている。

2001年に欧州旧車のカスタムショップ「ritmo sereno／リトモ セレーノ」を設立。カフェスタイルを纏ったBMWのカスタムマシンを世界中に広げたことでも知られる。
現在はショップから離れて、自身のファクトリー『46works／ヨンロク･ワークス』を起ち上げ、八ヶ岳にあるファクトリーで製作活動に励んでいる。
フルオーダーのカスタムバイク製作をメインとし、数多くの著名人のバイク製作を手掛け、さらにはKTMのカスタムプロジェクトにも参加し、数々のAWARDを受賞している。