外装デザインは、まずR nine T の潜在的なスポーツ性を引き出すライディングポジションを検討。シート高、タンクの長さ、ステップとハンドルの位置関係等を先に決め、そこから全体のデザインを決定。タンク＆シートはプロジェクト時にはアルミ板から中嶋が手作業で叩き出した物だが、市販バージョンではタンクはアルミ製、シートはワンオフ品から型取りしたドライカーボン製となる。特徴的な手曲げのラムエアダクトやアルミエアクリーナーボックス、アルミ製シートレールもオリジナルデザイン＆マテリアルをそのまま再現。ウェットカーボン製のリアインナーフェンダーやステンレス製のナンバーステー、オリジナルステーにマウントされるモトガジェットのデジタルメーターも標準装備となる。前後マグタンホイール、レース用チタンマフラー、前後オーリンズサスペンション、ラウンドオイルクーラーはオプションとなるが、オプション無しのスタンダード状態でも十分にクラブマンレーサーを味わうことが可能な仕様となっている。
